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kumago

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  • 関西在住会社員。読書はもっぱら電車の中。熱中のあまり乗り過ごすこともしばしば。でもそんな小説に出会えたときは最高!
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カンガルー日和 村上春樹

村上春樹の1983年に出版された短篇集です。

もうなんども読んでいる本なのですが、ふと「チーズ・ケーキのような形をした僕の貧乏」という作品が読みたくなり、書棚の奥から引っ張ってきました。

文庫にして各10ページほどの短篇が18作品収められています。
それぞれのタイトルもユニークで、目次を眺めているだけでも楽しくなってきます。

特に私が好きな作品をいくつかピックアップします。

【4月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて】
32歳の「僕」は4月のある晴れた朝に、原宿の裏通りで100パーセントの女の子とすれ違う。といっても彼女はたいして綺麗でもないし、素敵な服を着ているわけでもない。
しかし、僕には彼女が僕にとって100パーセントの女の子だということが50メートルも先からちゃんとわかっていた。
しかし僕と彼女はただすれ違い、2度と会うことはない。
でも、今ではどのように話しかければよかったか、ちゃんとわかっている。それは「昔々」で始まり、「悲しい話だと思いませんか」で終わる。

【駄目になった王国】
大学時代に友人であったQ氏と僕は30歳を少し過ぎたころ、偶然都内のホテルのプールサイドで再会する。といっても僕が一方的に気づいただけで、Q氏は気づいていない。
大学時代のQ氏は、ハンサムで頭が良くスポーツができ、上手いピアノを弾き、小説を読み、綺麗な彼女がいた、とまぁ完璧な男だった。
プールサイドで小説を読んでいた僕の隣でQ氏はビキニを着た脚の長い女の子と話していた、というよりも何かを説得していた。
Q氏と女の子は、テレビのディレクターとタレントであり、あるいはそれ以上の関係があるようだった。
結局女の子は、Q氏が買ってきたジュースをQ氏に浴びせかけて立ち去る。そしてそのジュースの一部が僕に掛かる。
Q氏はしばらく呆然とした後、僕に誤り本を弁償させてほしいと申し出る。しかし最後まで僕のことを思い出さなかった。

それぞれは他愛のない短いお話ですが、(時には理解できない)ユーモアと哀愁がただようお話しが多いですね。

私としては、中学生や高校生のみなさんに読んでほしい本です。

恋愛  ★★★★
スリル ★
感動  ★★
総合  ★★★★★


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THEME:本の紹介 | GENRE:小説・文学 |

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