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kumago

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  • 関西在住会社員。読書はもっぱら電車の中。熱中のあまり乗り過ごすこともしばしば。でもそんな小説に出会えたときは最高!
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兎の眼 灰谷健次郎

1974年に出版された古い作品です。

大学を出て小学校の教師となった小谷芙美先生は、1年生のクラスの担任になる。医師の父を持ち、美しく新婚でもあった小谷先生が赴任した小学校は、工業地帯の中にあり、すぐ隣には塵芥処理所がある。
塵芥処理所には長屋住居が併設されており、処理所からもたくさんの子どもたちが小学校に通っていた。

処理所の子どもの一人で小谷先生のクラスに鉄三という男の子がいた。このおはなしの冒頭、鉄三が同じクラスの生徒が持ってきたカエルを引き裂いて殺してしまう。
2ヵ月後には、授業中突然先生に襲い掛かり、他の生徒にも襲い掛かって怪我をさせる。
鉄三は普段から一言もしゃべらず処理所のほかには友達も一人もいなかった。鉄三の友達は、飼っているたくさんのハエだった。

この風変わりな鉄三の心を開きたいと思った小谷先生は、同僚で破天荒だが誰よりも子供たちを愛し、子どもたちから慕われている足立先生の協力も得ながら、毎日鉄三の家を訪れる。
そのことをきっかけとして、自分でも気づかないうちに生徒たちや処理所を初め地域の人達とのふれあいやさまざまな出来事を通して、教師として人間として悩み成長していく。

この作品は、他の方が小説ブログで紹介されていた記事を読んで、書店で手に取ったものです。
ほんとに良い作品です。
モンスターペアレンツや学校の形骸化などが社会問題になる現代において、いろいろなことを教えてくれる小説ではないでしょうか。

たくさんの子どもたちの人生に影響を与える教師という職業はすばらしいと改めて思いました。

恋愛  ★★★
スリル ★★★
感動  ★★★★★
総合  ★★★★★


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