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kumago

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  • 関西在住会社員。読書はもっぱら電車の中。熱中のあまり乗り過ごすこともしばしば。でもそんな小説に出会えたときは最高!
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Story Seller 新潮社ストーリーセラー編集部編

7人の作家の短編集です。

「首折り男の周辺」 伊坂幸太郎
東京都内で、首の骨を折られる連続殺人事件が発生する。
テレビで報道された目撃者による容疑者の風貌は、身長185センチ、格闘家のような体格で似顔絵も公開されていた。

あるアパートに住む安永智子は、最近隣に引っ越してきた若者小笠原稔がこの犯人ではないかと疑う。
当の小笠原は体格と違い、小心者で昔からいじめられてばかりいるような男だった。
その小笠原が街を歩いている時、見知らぬ男から「大藪」と声をかけられる。

「プロトンの中の孤独」 近藤史恵
赤城は、自転車メーカーが作ったロードレースの「チーム・オッジ」のメンバー。力はあるが3年半のスペインでの修行の甲斐なく、チームでエースになれるだけのレベルには到達できなかった。
チームでは、実力がありエースを張る久米が幅を利かせていたが、今年入った石尾は久米をしのぐ実力を持ち頭角を現していた。
監督から、チームになじめない久米をつなぎとめることを頼まれた赤城は、久米と親しくなる。

「ストーリー・セラー」 有川浩
小説が好きな「俺」は勤めているデザイン会社の同僚の「彼女」がUSBメモリにひそかに書き溜めていた未発表の小説を偶然見つけ、感動を覚える。そのことから徐々に接近した二人はやがて結婚し、「俺」の勧めで応募した小説の賞で大賞を受賞する。
しかし、異常な「彼女」の父親や過去の知人との係わり合いの仲で次第に彼女の内面が崩壊していく。
そして訪れた病院で、医師から病気を告げられる。

「玉野五十鈴の誉れ」 米澤穂信
小栗家の一人娘、純香は厳格な祖母に小栗家の跡取りを婿に迎える人間として、厳しく育てられる。
そして15歳の誕生日に、侍女の玉野五十鈴を「与え」られる。
以来、純香は五十鈴に心を許し、ほとんど唯一の親友のように接する。
高校を卒業するまで、祖母の下で暮らしていた純香は、策を講じて家を離れて大学に入学し五十鈴とアパート暮らしを始めるが。

「333のテッペン」 佐藤友哉
全長333メートルの東京タワーの塔頂部で男の死体が発見される。
東京タワーないの土産物やに勤める土江田の周りにいろいろな人間がうろつきまわる。
真相が解明しないまま、2つ目の死体が同じく東京タワーの塔頂部で発見される。
その死体は、土江田が勤める土産物やの社長であった。

「光の箱」 道尾秀介
童話作家の圭介は14年間に離れた地元に同窓会に出席するために帰省した。
父親がなく貧しくて不幸な家庭に育った孤独な小学生の圭介は、毎日ノートに童話を書いていた。
そんな圭介に話しかけてきた弥生は、自分は絵が好きだから一緒に絵本を作ろうと提案する。
それ以来ずっと一緒だった圭介と弥生だが、高校の時に起こったある事件により、別れてしまう。

早く着いてしまった同窓会の会場のホテルのカフェでコーヒーを飲みながら、当時のことを回想していた圭介は、あることに思い当たりその事実を確かめるためにホテルを飛び出す。

「ここじゃない場所」 本多孝好
女子高校生の郷谷利奈は、身の回りのすべてが退屈に思えて仕方がなかった。
ある日、利奈はクラスメイトの秋山隆二が駅前の交差点で赤信号を無視して突っ切ってきた車にはねられそうになった自転車の少年を助ける現場を目撃する。秋山は常識では考えられない位置から瞬時に子どもを抱きかかえて元の位置に戻ったのだった。
テレポーテーションとしか見えなかった利奈はそれから秋山に接近する。

読んだことのある作家もない作家も混じっていて、それぞれに個性が強くてなかなか面白かったですね。
特に道尾秀介の「光の箱」は感動ものの秀作だと思います。
この作品を読むだけでも、買って損なし!の1冊です。

恋愛  ★★★★★
スリル ★★★★★
感動  ★★★★
総合  ★★★★★


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THEME:本の紹介 | GENRE:小説・文学 |

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