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kumago

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  • 関西在住会社員。読書はもっぱら電車の中。熱中のあまり乗り過ごすこともしばしば。でもそんな小説に出会えたときは最高!
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神様のカルテ 夏川草介

栗原一止(くりはらいちと)は長野県の田舎の総合病院、本庄病院に勤める5年目の内科医。

地域の基幹病院で救急医療も行う本庄病院は、昼夜を問わず老若男女、様々な怪我や病気の患者が訪れ、この病院で亡くなる入院患者もいる。
慢性的な医師不足の中、一止は30時間以上眠らずに治療に当たることもたびたびであった。

一止は新婚1年目で奥さんで写真家のハルとは、御嶽荘というボロボロの木造アパートに住んでいた。アパートといっても元は旅館という建物で、そこには奇妙な隣人たちが住んでおり時間が合えばすぐに宴会が始まるという具合だった。

物語は、病院での同僚医師や看護婦、癌を患い人生の終末を迎えている患者さん、御嶽荘の面々との出来事がユーモアたっぷりに描かれている。

夏目漱石を敬愛し、御嶽荘の燐人に負けず劣らずの奇妙な語り口の一止は、愛にあふれた人物で医師としての能力も素晴らしい。
あるとき、その一止に大学病院から誘いがかかる。
大学病院にいけば、より高度な医療が学べる。しかしその間にもたくさんの患者が本庄病院を訪れる。
日々の仕事の中で一止は行くべきか止まるべきか思い悩む。

この作品はベストセラーのようですね。
あるいは地方の総合救急病院では、この小説に近いことが日常起こっているんだろうと思います。
ひとつのエピソードとして癌により人生の終末を迎えた身寄りのないおばあさんが登場するのですが、そのような患者さんが医者になにを求めているのか、医者がそれにどう応えるのかというところに感動があります。

続編も出ているようですね。読んでみたいと思いました。


恋愛  ★★★★★
スリル ★★
感動  ★★★★★
総合  ★★★★★


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THEME:本の紹介 | GENRE:小説・文学 |

COMMENT

No title

初めまして、冬馬と申します。
貴方の記事で神様のカルテを読んでみました。とても考えさせられる内容で活字が苦手なのにもかかわらず一日で読み終わってしまいました。

この本に出会わせていただきありがとうございました!

Re: No title

冬馬さん

うれしいコメントありがとうございます。

たくさんある小説の中で、自分の心に染みてくる作品というのは
少ないなぁと思います。
もちろん痛快な作品や、ストーリーの面白さに
うなる作品も読んでよかったと思えますが、
この作品のように心に染みてくる作品に出会えた時は
とてもうれしいですね。

はじめまして。
最近このブログを知り本を探すのに役立たせてもらってます。
『神様のカルテ』とても面白かったです。
最後の一止の言葉は今の自分に向けられてるようでなぜだか気持ちが楽になりました。
この本に出会えて良かったです。

これからも更新楽しみにしてます。

Re: タイトルなし

たく さん

コメントありがとうございます。
「神様のカルテ」は反響が大きいですね。

震災・原発事故・政治の混乱、と
とても不安定で不安な時勢ですが、よい
小説を読むと、すっと心が落ち着きますね。

このような時こその文学と感じます。

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