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kumago

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  • 関西在住会社員。読書はもっぱら電車の中。熱中のあまり乗り過ごすこともしばしば。でもそんな小説に出会えたときは最高!
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看守眼 横山秀夫

6編の短編集です

「看守眼」
山名悦子は26歳。R県警教養課の機関紙「R警人」の編集が仕事であった。
自分の仕事に疑問を感じつつ、前任の編集者が定年退職で長期休暇に入ってしまったため、一人で締め切りに追われていた悦子は、R警人の退職者の書く人気記事「お疲れ様特集」の原稿のチェックを行っていた。
その中の一人近藤宮男の原稿が提出されていないことに気づいた悦子は、近藤の自宅まで原稿の催促に出向く。近藤は刑事の夢破れて留置場の看守として勤め上げた警察官であった。

「自伝」
フリーライターの只野に、ある企業経営者の老人兵藤の自伝を書くという仕事のはなしが持ち上がる。
その独白の中で兵藤は、一人の女を殺したと告白する。
そしてその告白は、意外な方向に只野を導くことになる。

「口癖」
関根ゆき江は家裁の調停委員。主婦でもあるゆき江は心身症を患う夫と娘を養っていた。
ある日ゆき江が担当することになった離婚調停の案件の当事者は、かつて娘をいじめていたと思われる同級生とその付き添いの母親だった。

「午前5時の侵入者」
立原義之は警察官。S県警察ホームページを管理している。ある日の早朝、ホームページが何者かによって改竄されていた。立原は必死で復旧し、犯人の割り出しと、わずかな間に閲覧した閲覧者への口止めに奔走する。

「静かな家」
地方新聞の高梨透は16年の外勤記者の後、現在は整理部で紙面の構成を担当していた。
当日の「降版」を終えた午後8時半、飛び込みの記事が入ってくる。記事の内容は、ある写真作家の個展の案内だった。しかし、その個展は新聞に掲載された前日に最終日を迎えていた。
その夜中にミスを知った高梨は朝から画廊と写真家の家に詫びに出向く。しかしその家はひっそりと静まり返っていた。その日編集部に写真家から抗議の電話が入るが。

「秘書課の男」
知事の秘書倉内忠信は、オヤジと呼び強い信頼を得ていると思っていた知事の、自分への対応が冷たいことに気づいていた。
原因は、最近秘書課に配属された若くて有能な桂木への心変わりではないかと疑心暗鬼になる倉内は、直接的なきっかけが、先日自分宛に届いたある手紙のことではないかと考えていた。
手紙の送り主は、少し前に自分に無心に来た後に自殺した55歳の工場経営者からのものであった。

ミステリー短編6編からなる短編集です。いずれも短編の良さがあふれる濃いストーリーです。
それぞれ前半からちりばめられる様々なキーワードが、見事にひとつの結果に集約されていきます。

恋愛  ★★★
スリル ★★★★
感動  ★★★★
総合  ★★★★


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THEME:本の紹介 | GENRE:小説・文学 |
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