中学1年生の僕は結婚15年目の両親と暮らす平凡な少年。ある日当然わがやにやってきた弁護士さんから、最近亡くなった株の相場師からお母さんに5億円の遺産が残されたと告げられる。それからマスコミはやってくるは、親戚はやってくるは、嫌がらせの電話や手紙はひっきりなしになるはの大騒動になる。そして次にやってきたのがお父さんの浮気相手だった。あげくにお父さんは、”僕”がお母さんとその相場師の子供じゃないかと疑って家出してしまう。僕は親友と二人で真実を求めて調査に乗り出すが、事態は意外な展開、意外な結末につながっていく。1998年に出版された作品で、宮部みゆきの作品の中でもかなり軽くて読みやすいものだと思います。展開のしかたがテンポよくころころ転がっていくかんじですね。宮部みゆきをこのブログで紹介するのは初めてですが、とても好きな作家で作品もよくこんなに書けるなというほど数も多く多才です。もっともっと面白い作品もあるので読み返して紹介したいですね。恋愛 ★ スリル ★★★ 感動 ★★★ 総合 ★★★★
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